若年性アルツハイマー治療方法

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アリセプト副作用で興奮が出た場合の対応

目安時間:約 4分

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 若年性アルツハイマー型認知症の方の治療で最も多く使われている治療薬は「アリセプト」ではないでしょうか?

 

アリセプトが処方されると、ただ単に記憶力が回復して元のように日常生活を支障なくこなせるようになるのかというと、実はそれは現時点では保障されておらず、あくまでアリセプとは認知症進行を予防する効果があるに留まるとされています。(中には劇的に改善した場合もあるようですが)

 

ですが、薬が効くという事は、それだけ効力が強いという訳で副作用はつき物です。

そこで今回は、アリセプトの副作用で多く見られる「興奮」が出た場合の対応方法についてお伝えしたいと思います。

 

アリセプトの副作用で興奮は検証されているか?

 実は、アリセプトの公式サイトで既に検証されています。

そこでは、アリセプトの「興奮」の問題となるのは単なる気分の高揚でない過剰な感情反応で、その内容は易怒性や易刺激性、攻撃性といったものであると考えられています。

 

アルツハイマー型認知症の患者272人に12週間の臨床検査を行ったところ、アリセプトで「興奮」を引き起こしている様子は見て取れないという結果が出ています。

 

そこで、なぜアリセプトを服用した場合に興奮という副作用が見らるのかというと、興奮という症状は疾患や薬の内服のみではなく、周囲の環境やライフイベントに影響を受けて起こるとされています。

 

その事を基本に置くと、アリセプトを服用することで、認知機能が改善し、周囲への関心が高まった認知症高齢者が周囲の環境に反応するようになったものの、どう反応すれば良いかわからずに、適切な反応が出来ずに家族の介護負担が増加する場合がある、という見解であるようです。

 

介護者視点で言うと、やはり「興奮」であり、どう対応すればいいのか知りたい

 認知症介護を行われている家族の視点から言われることは、医学的に認知機能が改善した結果、介護負担が増えるように見えると言われても、実際に介護している家族は大変で介護を続けることが困難になる場合があると思います。

 

その場合には、アリセプトの量を調整してもらったり、他の薬に変更するなどといった対応が考えられます。

 

ですが、そのような判断はあくまで主治医に相談して行うものですが、かかりつけ医が認知症に関する専門の学習を行っているかどうかというのは、正直怪しいというのが私の見解です。

 

認知症について学習をしていない医師が、アルツハイマー型認知症が進行しアリセプトによる興奮がひどくなっているにも関わらず「アリセプトの量を増やしましょう」といって、副作用がひどくなり家族の介護負担が限界に達し施設や精神科へ入院という場合も多く見受けられます。

 

その場合には、きちんと「物忘れ外来」や「認知症疾患医療センター」といった専門医がいる所への受診をおススメします。

 

今の時代、セカンドオピニオンを行い、大切な家族を守る権利を行使する事も必要だと私は思います。

 

なお、認知症介護の基本は、相手を否定せず受け入れる「受容」そして、相手の気持ちに寄り添い、心の安定を促す「共感」です。

 

毎日一緒にいる家族なので難しい部分はあると思いますが、認知症と家族の会といった仲間や、地域包括支援センターもしくは病院のソーシャルワーカーといった支援者と協力しながら、長期的な視点で介護を行われる事を心がけていただけると良い結果が出ると思います。


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