もの忘れ外来受診2回目

目安時間:約 3分

 もの忘れ外来受診から1週間がたった後、再びセントラル病院に2回目の検査に美砂と出向いた。

 

今日は、CTやMRIといった機器を使った検査が行われた。

 

何だか、こんな検査を行うと、逆に放射線が身体に入るので病気になりそうな気がするのは、俺だけじゃないはずだ。

 

 

美砂はとりわけ普通と変わりなく付き添ってくれていたが、心のどっかでは不安なんだろうなと思う。

 

だけど、俺も普通にしているつもりだが

「大丈夫よ、用心のための検査だから、ファイト」

と優しく声をかけてくれる。

 

やっぱり、俺の選んだ目に間違いは無かった。

 

 

この検査も終わって、結果が以上なしだったら、早く結婚に向けて準備をしなければいけないと思う。

 

こういう、逆境が二人の愛を試す(何だか大げさに愛なんて言葉を使うが、愛という言葉はアリかなとも思う)

 

その後は、記憶検査のようなものを行った。

 

長谷川式というやつだ。

 

これは既にチェック済みだったが、緊張のせいから全問正解はできていなさそうだった。

 

 

最期に先生と少し話をして、いよいよ次回は結果発表が行われるとの事。

 

 

早くこの不安を解消して欲しいなと思う。

 

 

あれから色々と自分なりにネットで調べていたのだが、20代からでも認知症になる可能性はあるという。

 

可能性は低いらしいが、若ければ若いほど認知症にかかってしまうと進行が早い不治の病。

 

なんでこんな心配を俺がしなければいけないんだ。

 

 

最近は、ストレスが溜まっているのか、嫌味な中川課長から文句を言われる事も増えてきた。

 

理由は、取引先との待ち合わせ時間に立て続けに2回遅れていったことが原因だ。

 

 

これは、俺に非があるのは間違いは無い。

 

 

もの忘れとかじゃなく、始めていく場所だったので、ある程度場所を下調べしていたが、思ったようにたどり着くまでに時間がかかったのだった。

 

スマホの調子も悪いし、前みたいに動いてくれない気がする。

 

スマホも交換しなければいけないのか。

出費が重なるし、仕事のミスから、部署のムードも少し暗くなってきているようだ。

 

気を取り直して、流れを変えなきゃいけない。

 

 

そう、俺はもうすぐ結婚して「大黒柱」になるのだから。


もの忘れ外来受診1回目

目安時間:約 3分

 今日はセントラル病院でもの忘れ外来に行った。

 

行くまでの道のりで付き添ってくれた美砂に

「ごめんな。認知症の受診に付き添ってもらうって年寄りみたいな事させちゃって」というと、
「未来の旦那さんの為だもん。気にしないで」

そんな返事に、いつもは感じない温かさを感じる。

 

もし、俺が認知症という診断が下りたとしても、彼女は寄り添ってくれるのかな。

 

まだ子供もいないし、まして結婚もしていないので別れた方が彼女にとってはいいんじゃないか?

 

なんてセンチメンタルな事を思いながら、何というか、もの忘れ外来に行く事が非常に悲しく、惨めな気持ちで歩いていった。

 

何だか病院の検査って、死刑宣告を自ら受けに行くのと似ている。

そして、その死刑宣告セントラル病院について検査をした。

 

検査といっても、大げさな機器を使うわけじゃなく、問診が主で、
「自分でもの忘れを感じることはありますか?」
「親族の方に認知症の方はいらっしゃいますか?」
といった、俺の感じる認知症の症状や周りから指摘されたことが無いか、

また、血縁関係者からの遺伝性があるかどうかを調べたかったのかと思う。

 

正直、検査の途中で時間の無駄だし馬鹿らしいので帰りたいと伝えた。

 

普通はこんな事は心で思っても相手に伝えたりはしないのだが、俺の本心がそうさせたのだろうか。

 

美砂に「帰るなんて言わずにちゃんと言われるとおりにしなきゃだめ」と言われたので最期まで受けたのだが、俺はなんというか、きちんとした検査がしたかった訳なんだよ。

 

身体をスキャンして脳に異常が無いかどうか、そうそう、CTやMRIといった最先端機器でやって、スパッと診断を行って欲しかったのに、何でこんな遠回りをさせるようなことをするのかが理解できない。

 

きっと病院も診療報酬の引き下げとかで、お金が無いから無理に診療を増やしているんじゃないかと変に勘ぐってしまう。

 

また行かなきゃいけないのか・・・。

 

まあ、次回はきちんとした測定をしてくれるみたいなので気を取り直していこうかと思う。


6.若年性アルツハイマーの長谷川式テスト

目安時間:約 3分

 結局、物忘れ外来の受診の付き添いは美砂にお願いすることにした。

 

検査を行った結果、用心の為に物忘れ外来を勧められたというと、「私が付いて行ってあげようか?」と言ってきてくれた。

 

正直、自分から一緒に来て欲しいというのも気が引けたので助けに船だった。

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若年性アルツハイマー治療方法

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