若年性アルツハイマー治療方法

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認知症疾患医療センター

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kouseiroudousyou

若年性アルツハイマー型認知症の診断を行際に、日本国内で最も精度の高い診断を受けることができる、認知症疾患医療センター

しかし、認知症疾患医療センターという名前は聞きなれない方がほとんどだと思いますので、どのようなセンターなのか紹介をしたいと思います。

認知症疾患医療センターは厚生労働省の事業

kouseiroudousyou 厚生労働省は、超高齢社会かつ認知症高齢者の急速な増加の対策として、認知症に特化した医療機関の創設の必要性があるとして、認知症疾患医療センターを打ち出しました。

認知症疾患医療センターは、平成20年に厚生労働省が示した「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」の基本方針の中で示された、認知症に関する医療基盤を整える為に、全国に150ヶ所を目標に整備が進められています。

認知症疾患医療センターでは、認知症に関する専門知識を持つ医師やセラピストを常駐させ、CTやSPECTといった、認知症診断に有効な専門機器を兼ね備えて、認知症の早期発見、適切な鑑別を行う認知症に特化した医療センターなのです。

 

認知症疾患医療センターの仕事内容

認知症疾患医療センターは、厚生労働省で事業内容が「認知症疾患医療センター運営事業実施要網」において示されています。

具体的な仕事内容は

・患者、家族等の相談の受付
・医療機関等の紹介
・鑑別診断とそれに基づく初期対応
・身体合併症・周辺症状の急性期対応
・かかりつけ医等への研修の実施
・地域包括支援センターなど介護サービス提供者との連携
・認知症医療に関する情報発信

となっており、単なる認知症の診断、鑑別だけに留まらない、幅広い活動を行う事が義務として課せられています。

また、認知症疾患医療センターの業務内容を厚生労働省が図として示しています。

疾患センター

上記の図では、認知症疾患医療センターは認知症疾患医療センターの上に「基幹型(総合病院)」となっていますが、全ての県や指定都市に「基幹型(総合病院)」がある訳ではありません。

県や指定都市によっては、認知症疾患医療センターが単独で行っている所もあります。

簡単に図の説明を行うと、青い枠で囲ってある「認知症疾患医療センター」が、基本的に、図の下部にある、内科医のいわゆる「かかりつけ医」から、周辺症状により専門医料が必要な認知症疾患患者の紹介を受けて、専門医療の提供(詳細の鑑別診断など)を行い、かかりつけ医へフィードバックします。

そこで、かかりつけ医が単独でみれる場合には、そのまま、認知症疾患医療センターと定期的に連絡を取り合いながら、本人の診療を続けていくのですが、かかりつけ医が認知症を見ることが難しい場合は、中央部にある「サポート医」がさらに携わり、認知症に関する医療を担い、サポート医が認知症疾患医療センター、かかりつけ医と連携をしながら、認知症患者の医療を担当します。

また、サポート医が診療するレベルでなく、精神科の受診が必要な状況である場合は、精神科へ橋渡しを行う場合もあります。

右側の肌色の部分については、「介護・福祉」の領域となります。

認知症の鑑別や、医療的な治療を行うだけでは、本人を支える事は不十分です。

その為に、介護・福祉と連携する必要があります。

具体的には、高齢者の総合相談窓口であり、認知症疾患医療センターと関わりが深い「地域包括支援センター」や在宅介護の現場を支える「介護サービス事業所」と医療が連携し、切れ目のない認知症支援を行う事が、認知症疾患医療センターが土台を作る役割として課せられています。

認知症疾患医療センターの鑑別・診断の流れ

認知症疾患医療センターに受診をするとなると、ハードルが高いように思われます。
ですので、実際の受診時に何をするのか、具体的にお伝えしたいと思います。

①紹介・予約
→かかりつ医からの紹介で、診察日の予約を行います。
※かかりつけ医がいない場合は直接連絡も可能

②初診
→家族と一緒に来院し、診察を開始します。

検査内容:MMSE、血液検査、心電図など

③再診
→診察、検査を行うた為に何度か通院してもらいます。

検査内容:脳MRI、CT、脳血流シンチグラフィ、心筋シンチグラフィ、神経心理検査、脳波など

④鑑別
→家族と共に鑑別を受けます。
※認知症がある場合には告知を受けることとなります。

診察内容:治療方針の決定、薬剤調整、介護サービス、相談窓口の紹介
かかりつけ医へ鑑別結果の連絡など

⑤定期的な再診
→認知症の進行が見られる場合など、再度見て欲しい場合に最新を行います。

上記のような流れで、認知症疾患医療センターの鑑別・診断は進み、かかりつけ医と連携し本人を診ていく事となります。

認知症疾患医療センターでセカンドオピニオン

256 認知症疾患医療センターの受診は、認知症の早期診断のみではなく、既に認知症の診断が下りて、治療を行っている方も有効です。

もし、認知症治療に関して、不安や不満がある場合には、一度、セカンドオピニオンという視点からも、かかりつけ医とは別に、認知症疾患医療センターを受診する事も、本人の認知症治療にとっては良い方法であるといえます。

全国の認知症疾患医療センター

全国の認知症疾患医療センターに関する情報は、下記のページにて紹介してあります。

→ こちらをクリック

認知症疾患医療センターを上手く活用して、認知症治療に役立てていただければと思います。


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